気象情報利用時注意点

日の出・日の入りに関して
日の出/日の入りの計算は高度補正を行っていません。実際の時間は標高がある場合は日の出の場合は記載時刻よりも早く、日の入りは記載時刻よりも遅くなります。高度が1000m程度の場合、4〜8分程度の補正が必要になってきますので御注意ください。また高度補正の有無にかかわらず計算誤差が1〜2分程度発生する場合があります。

気温
通風筒の中にあるサーミスタ温度センサーの抵抗値の変化を計測して温度に換算しています。
通風筒のみでは日射がある場合の測定誤差が大きくなりますので、ファンにて常時通風筒内を強制換気しています。

@@利用の際は以下の点に注意してください@@
露場は気象庁の観測点のように芝で緑化されたような理想的なものではありません。
また最近は機器設置周辺部の灌木の高さが高くなってきてるために、
日射のある日で風の弱い日などは気温が周辺よりもやや高めに出る事があります。

湿度
通風筒の中にある電気式湿度計にて水蒸気量変化による静電容量の変化を計測して湿度に換算しています。
性質上、温度変化による誤差が大きいために上記温度計の値を使用して補正を行っています。

気圧
電気式気圧計を使用して屋内で計測しています。

@@利用の際は以下の点に注意してください@@
※表示データは海面更正を行っていますが、観測地点高度が高い為に海面更正時の誤差がやや大きくなっている点に注意してください。
(”平均的な大気の状態”を仮定して更正計算を行いますが、高度が上がるにつれてその仮定状態からの差異が大きくなる為に誤差が大きくなります。気象庁では海抜800m以上の地点では誤差が大きくなるために海面更正を行っていませんが、このページでは精度よりも見慣れた数値の方が感覚的に分かりやすいと考え、あえて海面更正を行っています。)
※また更正には温度データを使用しますので、温度データが異常値の時は気圧計の値も異常値になります。

風向風速
矢羽根型風向計と風杯型風速計を使用して計測しています。
風向は基準時間に観測された風向を16方位と北を基準(0°)とした方位角(時計回り)で表示しています。
風速は基準時間に観測された瞬間風速を表示しています(瞬間風速は絶えず大きく変化する為に参考にする際は下記の平均風速と最大瞬間風速も合わせてご利用ください)。

最大瞬間風速はその日に観測された瞬間風速の最大値を表示しています。
平均風速は基準時間前10分間の平均風速を表示しています。

@@利用の際は以下の点に注意してください@@
※瞬間風速の測定間隔は2.5秒で気象庁の基準(0.25秒サンプリングの3秒平均)とは異なっています。
※風速計の分解能自体は0.5m程度ですので、値の小数部分の扱いは四捨五入する為の参考値程度に考えてください。
※周辺に多くの低木があり、計器の地上高が約2.5m(2015/08/30〜約4.5m)ですので地形による影響(摩擦減衰)を受けています。
※大きなものとして西〜北西に約15m離れて建築物、東側に約5m離れて背の高い樹木があります。
※冬季において時折風向風速計の凍結による値の異常があります。

雨量
転倒ます形雨量計を使用して0.2mm単位で計測しています。
冬季のみヒーターによる加熱を行っています。

@@利用の際は以下の点に注意してください@@
冬季(降雪時)は風やヒーター加熱による蒸発の影響により誤差がかなり大きくなります。